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そうそう、二年前からやってる、『うちのかんがえたかっこいいきゃらくたー』を書く企画。
「うわぁ。」
そこ、引くな。いや、引いてもいいけどやってみてから引くんだ、楽しいから。
「断るわ。でも、毎回毎回同じことをやっていてネタ切れは無いの？」
厨二病だから無問題……もとい、何気に毎回少しずつテーマが違うので大丈夫なんだよ。過去の（といっても三つだけど）の例を挙げると、病棟の患者とか学生とか正義と悪の組織とか。
「へー、工夫してるのね。じゃあ、今回のテーマはなんなの？」
今回のテーマは『なんでもあり』さ！
「……ふざけてるの？だれよ、そんなテーマにしたの。」
こ、これでもいろいろ考えた結果なんだから怒らなくたっていいじゃないか！
「アンタかよ！」
最初は厨二軍隊（ちゅうにぱーてぃ）にしようと思ったんだけどやたら制限が強くなっちゃう上にノリが前回と被るし、結局ナンデモアリのほうがやりやすい雰囲気だったんだよ……。ちゅうにぱーてぃっていう響きは好きだったから、結果祭典になりました。
「私は、ナンデモアリよりも考える枠があった方がやりやすいと思うけど。」
目論見として、１，２年生にも多く参加してほしいっていうのがあって、そうなると下手に制限入れちゃうと慣れない側としてはやりにくいかなーって思ったんだよ。
「参加してくれるの？下級生。」
参加してほしいです、参加してください。
漫画家とか小説家とかにでもならない限り、強キャラ設定を考える機会っていうか、厨二病を本気で真面目に思いっきり出せる場って、一生でたぶんこの企画くらいくらいだと思うんだよね。だから参加してほしいし、願わくは続けてほしい。
「単にアナタがやりたいだけじゃないの？」
ははは、そうともいう。
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ナンデモアリのお祭りとは言ったけど、一応の設定っていうか枠はあってやね？
「痛々しい設定語りのはじまりはじまりー。」
うっさい！
多元世界（並行世界）を知覚できる存在達が作った『祭典準備会』っていう謎の団体が、各世界から『面白いヤツラ』を集めて『祭典』を行おうとしていて、そのために様々な世界の『面白いヤツラ』を知っている人々（作者たち）に推薦状を書くよう依頼したっていう感じ。
「（何か固有名詞で痛々しいのは置いといて）要はナンデモアリでキャラクター紹介ってことよね。枠にならないんじゃないかしら。」
いや、私の意図としては、他人の設定に矛盾せずに勝手に自分で枠を作れるっていう風にしたかったんだよ。
後は、『他世界の人を紹介する』っていう形式だから、過去の企画に出てきた組織を使える、とか？やりたければ、厨二学園の生徒を紹介する、とかができる。ついでにフォーマットを過去のにそろえるとか楽しそう。
「なんだかパッとしないわね。」
一応、枠っぽい何かとして、所属欄に『祭典準備会』って書いたキャラクタを提出フォルダに入れる、つもり。
「『準備会』っていうけど、その『祭典』ってなにをするの？」
えーっと、アレだ。『他世界の面白いキャラを集める』ってとこまでは準備会で合致しているんだけど、祭典の中身については委員それぞれの思惑があってやね……？
「つまり何も考えてないのね。」
違うんだよ、敢えてそれぞれの思惑がある設定にすることで誰か別の人が準備会所属のキャラを書いても矛盾を生じさせないという配慮なんだよ！
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「結局、見切り発車っていうか何の設定もないのね。」
いや、えーっと、『準備会』の中の派閥『グリーンペッパー』には三巨頭と呼ばれる偉い人が居て、それぞれ『漆黒ノ恐怖＜クロイヒトカゲ＞』『白日ノ憤怒＜ホホエムアクマ＞』『五枚目ノ写真＜トリックアトリック＞』と……
「……怒られるわよ？特に二番目。」
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