「全く、どうして私があの小娘の都合で行動を妨げられなきゃいけないのよ……石花はさっさとルーターを導入するべきだわ。」
ちょ、悠?
「何よ、設定上私はあの子と無関係なのだから、客観的に不満不平を言ったっていいじゃない。」
だからって、ネット上で愚痴を言うのはどうかと思うなぁ。っていうか、それだといつもの悠のキャラと相反するじゃないか。
「私のキャラ?批判することかしら。」
悠のキャラっていうか、悠が好きなキャラっていうか……
「遠野秋葉?それとも速瀬まなみかしら?」
(……もしかして、ギャグでやっているのだろうか。)そういえば、さっきの台詞は、その小娘さんが常時接続していられるようにルーターを導入するって言ってるようにも聞こえるけど。もしかしてツンデレ?
「何が言いたいのか今一つわからないけれど……真のシスコンなら、ルーターを導入すると暇つぶしに部屋までくる頻度が減りそうだから、導入は控えると思うわ。」
「さて、茶番はこのくらいにして……あのまま歓談していたかったって、アナタもしかしなくてもマゾ?語弊を恐れずに言うと、辱められてたって言うわよね。」
誤解も何も、キミは本当にその言葉をわかってて使ってるのか!?
「へ?からかわれる等して恥ずかしい思いをしていた、という程度の意味でしょう?」
……まぁ、そういうことにしとこうか。いや、私が楽しかったっていうのはその一点のことじゃなくて、取り留めなくお話していた、ってことだからね?あの一点はあれはあれで美味しいポジションだったとおもうけどさ。
「やっぱりマゾじゃない。」
だからちごっちゆーとうでしょう。からかわれているうちが華だと言ってるだけだってば。
「からかってもらっている自覚があるのなら、もっとオーディエンスをわかせる行動をとりなさいよ。」
過剰にやると飽きられる……もとい、いや、うちもあそこでもっとノリノリで台詞を読み始めるとかしたら楽しそうだなーとか思うし、それが正着な気もするんだよ。そんでもって、何も考えずにテンションだけをマックス方向に向けていけばできなくもないという感じはあるんだ。
「分かってんならやりなさいよ。ネタを振っても反応が無かったらつまらないわ。」
だとしても……だとしても、ただテンションだけで言ってしまったらそれは素の私とはかけ離れてしまうんだ……私は100%は無理だとしても、あっちでは素でいたいんだよ……というわけで、心からその台詞を納得して朗読できるまでは無理。私にはまだレベルが足りていない。
「素の自分とか……中学生じゃあるまいし……。大体、電波歌っている時点で恥ずかしいもなにもないでしょうに。」
あれは恥ずかしいんじゃない、なんていうか、状況を納得できてないんだ!
「一人称視点で指示語たっぷりにだらだら話されても、当事者以外の読んでる方は訳が分からないわよね。」
……日記ということで勘弁を?
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