◇ ◇ ◇ ◇
ヒトカラの醍醐味はね、自由さにあるんだよ。普段人前では歌えない電波ソングや練習中の曲なんかが歌える点が友人カラオケとは一線を画す点だね。
「……両方とも、アンタ友人カラオケで歌ってるわよね?」
友人と行くときはアレでも自重してんだよ、言わせんな恥ずかしい///
「新歓でさくらんぼkissやら妖精帝國やら歌うヤツのどこが自重してるのかしら。」
単純に、独りで歌うともっと増えるね。過去に独りゆい様祭りした時はフリータイムをデンカレと妖精帝國で乗り切ったし、電波祭りのときは以下略。
後は、ヒトカラの時はもっと冒険して歌うかな。らしく歌おうとするし、らしく歌えてるか確認するためにヒトカラの時は録音してるし。
「へ?録音なんかしてどうするのよ。」
後で聞くんだよ。
「……自分の(ド下手な)歌声を?」
正直、聞いてて胃が痛くなるけど、変化が実感出来るから割とお勧めよ?
「ねえ、疑問なのだけど、そこまでして何の練習をしてるのかしら。」
もちろん、電波ソングを『可愛く』歌う練習に決まっているじゃないか。
「……。……えっと!?(可愛く!?コイツ今可愛くって言ったか!?キモくの間違いだよな!?っていうかそれを録音してあまつさえ聞き直してんのか!?)」
失敬な。そんな驚くなよ。電波ソング歌うからには最終目標は『可愛く』に決まってんだろ。
「えー、あ、そうなの?(『最終目標』って!適性って言うか素質ってやつを考えなさいよ!?物理的に考えて、達成できるはずがないじゃない!?)」
まぁ録音の99%はキモイ音で占められてるけどさー、時々奇蹟的な10秒があったりするからなかなかに楽しいよ。
「そ、そう……。良かったわね。(奇w蹟w的wなw10w秒www)」
最近になって、漸く台詞のなんたるかが判ってきた気がするね!
「」
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ヒトカラの唯二の難点は、ぶっ続けで歌うから非常に疲れることと独りだからテンションの維持が難しいことかな……電波を独りで歌ってて急に醒めると非常にいたたまれない気持ちになってくるよ。
「楽しいって言ってるけど、苦行の間違いよね。」
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