いや、終わんないでよ!
「だって、どうせいつもの身も蓋も落ちも無い愚痴でしょう?聞いてる身にもなってよ面倒くさい。」
おーねーがーいー。喋りながらなんとかオチは考えるからさー。
「(くだらない結果が見えるわ……。)」
◇ ◇ ◇ ◇
~あらすじ~
独り暮らしを夢見て意気揚々と上京したら実家が東京に転勤してきた。
⇒2年後再転勤すると聞いてわくわくしながら待ってたらそんなことはなかった
⇒前秋祖父母も上京、近所に住む(や、じいちゃんっ子なんだけど。ねぇ。)
⇒単身赴任の親が帰国 new!
というわけなんだよ。
「楽でいいじゃない。実家暮らし。」
もしかして其れは家事をしなくて良いという意味で言っているのか。うちは食事が当番制なんだけど。ついでに掃除担当私で洗濯も三回に一回くらい回ってくるんだけど。実家暮らしという名のルームシェアのどこが楽なんだ。
「親はあまり家に居ないから、妹さんと一緒に住んでいるようなものよね。所謂それなんてエロゲ状態じゃない。」
妹と住んでるだけで喜べるのは悠みたいなシスコンくらいだよ……。折角の春休みだっていうのに、妹さんは休みは引きこもって過ごす派だから、日中ずっとうちの部屋(引き戸)の隣のリビングに常駐してるんだぜ?勘弁してくれ。
タイプ音が聞こえるから日記すら書けないし描けないよ。
「一日中妹さんときゃっきゃうふふできるのね!ふふ……。」
(コイツ段々臆面なくキモくなってきてないか……。)
一日中、家で独りでしたいことができないんだよ。例えば電波歌いながら昼ご飯作るとか。
「したいことができない、今は自由がないって言うけれど。やろうと思えばできることでしょうし、自由になったらなったで困るでしょうが。」
前半の質問に対しては、うちだと一般家庭よりもリスクが大きいと主張したいです。
後半はどういう意味?独り暮らしになっても私家事はできるから、特にデメリット無いよ。学校近くなっていろいろできるならいいこと尽くめじゃん。
「アナタ、起きれないじゃない。」
・・・・・・。
「先刻も親御さんが過剰な心配から購入した睡眠に関する本を貸し付けてきたじゃない。多少過剰反応だと思うけれど、アナタが起きれないのは自覚している悩みでしょう?」
お、起きれるよ?3年の時だってなんだかんだで自力で起きていたし。っていうか、大学近くになったら1時間くらい余裕が増えるし、あと、入眠時間が自由になるから、最悪17時入眠5時起き生活とかが可能になるし!
「昼夜逆転しがちな大学生の典型的な言い訳例じゃないかしら。」
◇ ◇ ◇ ◇
『Q.一人暮らしを始められるとしたら、一番最初にしたいことはなんですか。』
A.ちくわを大量に買います。本棚をキャラメル箱で埋めます。
「……もしかして、オチ?」
A.はい。
「……。」
A.……。
「自重、っていうか、そうゆうの苦手なキャラじゃなかったかしら。」
A.自重も何も、この前まで研究詰めで忙しく、研究がひと段落したら仕切りのない隣のリビングに日中妹さんがいるのでそうゆうのもこうゆうのも無いです。
加えてちくわとの邂逅が純粋にやばいです。良かったけれど非常にまずいです。喜びが二倍になると苦しみは四倍です。春に親が帰ってくるとゆう情報がなければ、売っているお店を真剣に探しかねませんでした。っていうか某まとめ記事の所為で現在進行形で突発的に買いに走りかねない。
「えーっと、その……。」
A.つーかホントなんとかして。あの子私のこと姉か何かだと思ってるだろ。
「交友関係がほとんど同性か石花みたいなのだけだったみたいだから、差をよく理解していない節はあるわね。」
A.今日も洗面所で口を濯いでいたら風呂入るとか言ってきて、濯ぐだけだから少し待ってって言ったのに下着で脱衣所に現れるし。っていうか、なんで脱衣所来る前に脱いでんだよ。お前まさか今まで部屋で脱いで脱衣所行ってたのかよ。脱衣所で脱ぐから脱衣所って言うんでしょ。
「それは災難、、もとい私と替りなさい裏山」
A.只の地獄だから。そんなに言うならまず二週間我慢することから始めてみるか?
FA.だから私は自由<独り>になりたい。
◇ ◇ ◇ ◇
「下で終わらせるのはどうなのよ。」
冗談だけど割と冗談じゃないんだよ。
つーか悠、今年度に入ってキャラメル箱買い過ぎだ。保管場所が切実に拙いんだけど。
「次はヨスガノソラを買いたいわねー。」
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