◇ ◇ ◇ ◇
さて、眠れないから気がたってるだけだろうけど。
なにかやりたいことがあったとして、それが完全には実現できない場合は、それに近い既存の物を目標にして試行錯誤をしていくのが良いんだよね。そうやって目標に近づいていくのが楽しいんだよね。それが健全なんだよね。
「えぇ、上達の喜びとでもいうのかしら？最初から理想通りに行くものなんてないのだし、そもそも凡そ完全に理想通りの物なんて出来上がらないようになっているけれど、そこに至る学びや経験への気づき、試行錯誤そのものが一種の挑戦という楽しみなのよね。」
なんだってね。私は実現できないならそもそも作るのを辞めるけどね。
「……あら、そう。」
なんだよ、どうしてそこで会話が途絶えるんだよ。
「……いや、そんなこと言われても。アナタがそうなら仕方ないじゃない、そんな発言をされたら会話が続くわけがないでしょう。」
あぁそうだよ。続くわけがないんだよ。だから不公平なんだよ。
なんで建設的なことができる強者にしか発言が許されないのさ。もちろん建設的なことをするにも努力が必要だってことは判るさ。でも建設的なことができないって言ってる人が努力すれば建設的なことができるわけじゃないんだよ。なんでただ非建設的じゃいけないわけ？
「なんでって言われても。非建設的って言ってるとおり、それを言っても何も解決しないじゃない。
っていうか、アナタの使う『なんで』って、形式上質問になっているけれど『なんで』に対してどんな答えが返ってきても否定するつもりよね。使わない方がいいと思うわ。」
そうだね。なにも解決しないから言わない方がいいね。答えが決まっているなら言わなきゃいいね。
すっげーむかつく。
「……えっと、だから、そんなこと言われても。」
そーだよね。でもむかつくものはむかつくんだよ。そして『そんなことを言われても困る』って言われたり思われたりするのも（思われているだろうと理解できるのも）すっげーむかつくんだよ。
「アナタ、さっきから何が言いたいのよ。要はやりたくない人の愚痴ってこと？」
その要約は全く間違ってないね。要約としては全く間違ってないね。嘘は全く含まれてないね。そして、建設的な人たちはその要約だけを他の建設的な人たちに伝えるんだよね。だから私は愚痴っているだけになるんだよ。
うん、愚痴っているだけさ。それは全く何も間違っていないよ。でも、その要約には私の感じた理不尽さやらは全く情報として乗らずに、ただぐちぐちしてるやつだっていう紛れもない事実だけど結果でしかないモノだけが乗せられているんだ。
それで、『愚痴』だっていう要約を聞いた建設的な人は思うんだ。『あぁ、あいつは非建設的なやつでぐちぐちしてるんだ』って。あぁむかつく。無念千万。間違ってはないから余計むかつく。
そんでもって間違ってないからって絶対の正義のように振る舞うから余計にムカつく。悪いことにどのベクトルで見てもこっちは正しくないからパレート最適とか考えると本当にあっちが絶対の正義なんだよ。私は無念なのに。
「……ねえ、今日はどうしたのよ。」
話をそらすなよ。
「逸らすなって……逸らさずに返答した場合は：『そんなこと言っても、だからどうしようもないじゃない。』よ？もしくは『解決したかったらどうにか建設的にするしかないでしょう』かしら。」
建設的にできないって言ってるんだよ。
「だったら、だから、話はそこで終わるじゃない！」
そーだよ、だから、どうしようもないんだよっ！だけどそしたら私はどうしようもないにもかかわらず、喋っただけでぐちぐちしてる人になるんだよ？どうしようもないからぐちぐちするしかないだけなのに！
「そしたら――」
黙ればいいだけだよね。黙るしかないよね！どうしようもないね！んなこた知ってるさ。でも、じゃあこのムカつきはどうするんだよ！？
「世の中、どうしようもないことなんていくらでもあるじゃない。」
あぁ、いくらでもあるよ。
でも、例えば、近距離のオリンピックで日本人が優勝できないことを嘆いても、だれも『黙れ』なんて言わないじゃないか。そこにある無念と諦観は存在が認められているじゃないか。
学校で、『背が小さい人を馬鹿にしてはいけません』とは言っても『建設的に考えることが楽しくない人を馬鹿にしてはいけません』なんて言わないよね。背が小さいことを真剣に悩んでいる人が居たら、『どうしようもないからうじうじしないでいるか、もしくはあらゆる手段で背をのばしてみなさい』なんて言わないよね。
おかしいだろ。どうしようもないことは確かにいくらでもあるけれど、じゃあ他のどうしようもないことと同じように扱えよ。
「そんなことは現実的に無理ですし、他にも扱いの違うどうしようもないこと・はいくらでもあるのだから、どこかで線引きみたいなのはしなきゃいけないでしょ。」
そうだね。現実的に考えると全員が強くなったり全員が弱くなったりなんてできないから線引きがいるよね。どうしようもなくって、愚痴るわけにいかないモノっていうのもどうしてもでてきてしまうよね。
「だから、仕方ないのよ。」
そーだね。でも、建設的な人にはこのむかつきは伝わらないよね。だって、建設的なひとは非建設的な人の話を説得力が無いとか言って聞かないもんね。分かんないもんね。
唯一伝えられるとしたら、目標を無理やり叶えて、同じ土俵に立って、説得力を無理やり作った上でむかつくって言うしかないよね。建設的なことするの全然楽しくないにも関わらず。
そんなこと、事実上できないんだから、要はむかつきを絶対に伝えられない状況にしたうえでぐちぐちすんなよ、って主張してくるんだよね。強者の理屈だよね。むかつくよね。しかも建設的に考えるのは当然なんだよね。だから自身が強者だって自覚を持たずに強者の理屈をふりまわせるんだよね。さいきょーだね、かっこいーねー。
「なによ、さっきから。できないできないって主張して、何がしたいのよ。」
何も。だって、どーしよーもないって判ってるもん。あと、本当にできないのかね。人間やってできないことは無いっていうけど、理論的に可能なだけだよね。実際にできるかどうかって別だよね。
「できることができないなら、やらないだけでしょう。」
やらないだけだね。でも、結局人間ができることって何か一つなんだよ。凄い人は複数できるみたいだけど、凄い人でも無数にはできないんだよ。何かをするってことは他の何かをしないってことだよ。偶に、なにも犠牲にしないで何かを始めれるように見えるひとが居るけど、其れって単純に、犠牲にするはずの何かをそもそもやってなかっただけか、才能があるっていえばいいのか、レートが違って犠牲にするものが等価交換でなくて済んでるだけなんだよ。
「何を基準に話しているかによるでしょうけど、簡単なことだったら僅かな犠牲で誰でも始めれるって言っていいじゃない。不可能じゃないことを始めるなら、他の時間を少し削ればいいでしょう。」
本当に時間を削るだけで済むのかね。レートは時間だけに依存してるのかね。大抵の人は時間を削ればいいのかな？でも、時間を削るだけじゃすまない人もいるんじゃないの？だからさ、時間的に、物理的に可能ならいいわけ？ナニカを変えて、他のやってることに、時間以外で影響がないことなんてある？それでさ、アナタにとって時間にしか影響がないことが、誰かにとって時間以外の影響、極端な場合、他のナニカが時間以外の理由で実行不可能になるような可能性がある、みたいなことがあり得ないって言えるの？
すっごく極端な話を出すと、私がケーキを１ホール食べても、食べるのに必要な時間くらいにしか影響がないけれど、ボディービルダーの人が食べたら、時間だけじゃなくてそのあとの生活にすっごく影響がでる（からそんなこと絶対にしない・できない）よね。
「極端ね。世の中そんな極端じゃないわ。」
なんで？なんで極端じゃないって言えるの？あなたはわたしじゃないのに？あなたはわたしを知っているの？
「なんでって言われても困るけれど、私はアナタじゃないって言われたらもうそこで話は終わりだし、私はアナタを知らないけれど、別に知りたくもないからやっぱりここで話は終わりよ。」
うん。そうだよ。そんでもって、ここで話が終わっちゃうのは判るから、私は『なんで』っていっちゃいけないし、そもそも『なんで』って言う羽目になるような内容は最初っから喋っちゃいけないんだ。非建設だしね。あぁむかつく。
◇ ◇ ◇ ◇
「被害者ぶっているけれど、場合によってはアナタだって加害者の側じゃない。」
うん。そうだね。
「っていうか、はたから見て。独り会話で勝手に仮想敵の発言内容を想定してそれにぐちぐち言っているのは非常に滑稽だわ。」
そうだね。あと、この文自体もそれだよね。えーっと、使用許諾書に予めいろいろ予防線書いておくやつ。虚勢感っていうかドヤ感っていうかがあって見ててむかつくよね。そこまで判ってるなら最初から書かなきゃいいのにね。で、ここが滑ってたらそれはそれで馬鹿らしくて滑稽なんだよね。
「……ねぇ、本当に、今回は何がしたかったのよ。」
時偶、最近は年に数回程度だけど、何かにイライラするってだけだよ。単なる厨二病だよ。後で読み返して、消したくなるんだったらいいんだけど。見返した時も同じように考えてるんだったらやだなぁ。
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