そーそー。品川~名古屋が新幹線で1.5時間だっけ?家~品川も一本だし、名古屋~本山も一本だから、値段さえ気にしなければ気軽に行って帰ってこれるレベルだったよ。学生の身の上としてはやっぱり2万円はきびしいけど。
「それで、結局何しに行ったのだっけ。」
要約すると『高校時代の友人に、文化祭の手伝いに招かれた』かな。
「手伝い?部外者が手伝いなんかしていいのかしら……もとい、手伝いに招くってどういうことよ。丸一日炭火で焼き鳥でも焼いていたの?」
丸一日バーナーでガラスを焼いていたよ!
まぁ、そういうわけで、土日は私のもともとからの趣味である、トンボ玉とガラス細工を楽しんでいました。
「プロフィールに書いてあるわりに2年ほど全くやっていなかったガラス細工を久しぶりにしたのね。」
しかたないだしょー、あれやるの、場所の確保が面倒なんだよー。火器使用可能なとこじゃないとだめだし、ガラスは飛び散るし。ともかく、お客さんが来た時の応対をする代わり?に空いてる時間とか終わった後とかに自由につくっててよかったんだよ。
「ふーん。お客さん…トンボ玉(直径2センチくらいのガラスのビーズ)作りの体験教室のお客さんのことよね。トンボ玉って、ふらっと来て作れちゃうものなの?」
難しいものはいくらでも難しくって、モノによっては展示会が開催されるんだけど、一番単純なのを曲がりなりにも作るっていうのなら、なんとかなっちゃうものだね。ガラスを溶かして鉄心に巻きつけるだけだから、前準備をしっかりして、高火力のバーナーが用意できれば意外と簡単。
「鉄心に巻きつけるって…ガラスが引っ付いてしまわないの?」
それを防ぐために、鉄心には剥離剤がついているから大丈夫。ガラスが冷えてから、水につけて引っ張ると、ちゃんと鉄心から外れてくれます。
「じゃあ、応対っていうのはガラスを溶かして棒につけるやり方、といったところなのね。」
そだねー。それ自体も結構注意点があったりするけど。棒はずっと回し続けなきゃいけない、だとか。
「あなたもトンボ玉は作ったの?」
うん、あわせて3つくらいかな?
・自分で作ったミルフィオーレをつけてみたもの
・白点をけがいてみたもの
・金箔をつけてみたもの
の三点でお送りしております。
「金箔はいいとして……上二つがよくわかんないわ。」
ミルフィオーレっていうのは……双子葉植物の茎を輪切りにして様なかんじになってるガラスのパーツで、これをトンボ玉の表面につけると、完成した時に花の模様ができるんだ。けがいたっていうのは、えーっと、コーヒーの上にハートとかの絵を描くやつがあるじゃない?あれをガラスの上でやる、みたいな感じの模様のつけかた。ちなみに金箔をつけるのも、上から透明のガラスでコーティングしなくちゃいけなくって、けっこう大変。
「ふーん。どちらにしろ、二日間やってた割には作ってないのね。」
あはは、私は応対してないときはトンボ玉じゃなくてガラス細工のほうを作ってたからね(゜_゜>)
「トンボ玉教室でなぜか勝手に関係ない物を作ってる部外者……」
ち、ちがうんだ。ちゃんと許可はとってるってば!
「ガラス細工のほうは何を作ったの?」
んー、名前だけ言ってもあまり意味がないけど、
・カメ
・ペンギン
・花
・♥
・イルカ
・うさぎ
・タコ
・ぱんだ
・イルカ(スタンドつき)
を作ったよ。大きさはどれももとのガラス棒を利用するタイプだから、指先サイズかな。イルカは写真に撮った気がするから、あとで載せるつもり。どれも高校時代に作ったことのあるものだわさ。
「つまり、練習作しかつくってないんじゃないの。」
練習って…新しいのは一発で作れるわけじゃないし、手のひらサイズのはさすがに人の材料で作るのは気がひけるよ!大抵失敗するから!
「失敗しなきゃいいのよ…技量は落ちてなかったのかしら。」
昔取ったなんとやら、そうそう落ちるものじゃなかったみたい。器具が普段よりいいものだったっていうのはあるけど、特に大ポカはなくて、むしろ昔より安定して作れたレベルだったよ。
「名古屋に行って、ずーーーっとガラスを作り続けていたの?特にどこかに行ったりはしなかったのかしら。」
名古屋駅周辺で味噌カツを食べた以外は友人宅周辺しか移動してなかったなぁ。晩はエアライドして楽しかったです。
「せっかく他県に行ったというのに、見事なまでにヒッキーね。」
いや、まって。そういえば名古屋駅近くのらしんばんで妖精帝國のCDを買ったんだった!
「あんた、名古屋まで何しに行ったのよ……」
だから、ガラスしにいったんだってば。
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