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って、あれ?二巻の感想?
「見返してみたら、二巻の感想は書きかけのまま放置されてて、記事になってなかったのよ。ついでだから三巻の感想の前にこっちを先に書くわ。」
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一巻のあらすじ。交通事故で死んだ妹が生き返ったけど、代償として人肉しか食べれないゾンビになっちゃった!
「食事問題をどうやって解決したか・ゾンビ化した妹に対する主人公の決断は!?……等は実際に読んでもらうとして、前巻は兄妹愛をテーマに、タイトルやキャラクタの言動からギャグかと判断していたら実はシリアス感動系だったお話だったわ。」
『前巻は』ってことは、今回は違うの?姫ノ花ちゃんのブラコン度が激減するとかいきなりインフレバトルになったとか。
「今回も姫ノ花ちゃんは頭逝ってるブラコンで、話の展開も中心人物が人工知能なロボットになってるだけで帯に書いてあるようにギャグに見せかけたシリアスモノよ。」
一緒じゃねーか!アレだろー、ロボットでシリアスってことはさー、今巻はゾンビとか妹とかはあんまし関係なくなって、その新キャラのロボットをテーマに自我の問題とかそんな感じの良くある展開でもってくんだろー。どうせなら妹もゾンビも取っ払ってロボットの話で新しく書けばいいじゃん。
「そう思っちゃうじゃない?違うのよ!起こる騒動の中心はそのロボ君なんだけど、あくまでテーマが妹であることにブレはなかったわ。」
タイトルは偽ってないんだね。前回は兄妹愛だったけど、今回もロボ君を出汁にして兄妹愛を描くの?
「今回は(今回からは?)妹・姫ノ花の精神的な成長の話ね。一巻の姫ノ花ちゃんの行動をそのまま伏線に、姫ノ花ちゃんの精神的な成長をロボ君の成長と並行して描く……そんな展開ね。」
過剰な兄ラブから、少しずつ周りを見るようになっていく、みたいな感じなんだね。
「えぇ、少しずつだけれど、この巻では周りに対して心を開いていく姿が描かれているわ。……といっても、兄ラブ成分が減っている訳じゃなくって、可愛い姫ノ花ちゃんの可愛い姫ノ花節は過激に健在よ!こればっかりは実物を読んでもらうしかないけど!過♡激♡愛!」
固有名詞でもなんでもないのにルビを振るのは斬新だよね……。
「ついでに女装した主人公の姿であるビッグ・バード・レディの出番も増えているし、姫ノ花の友人のセイラについても伏線が貼られていたりで、なかなかに楽しい巻だったわ。」
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「とりあえず姫ノ花ちゃんかわいい。でも、それだけのギャグで終わらせてしまう話じゃなくって、ちゃんと真剣にシリアスなストーリー展開をしているのがいいわ。今後の展開、姫ノ花ちゃんの成長が描かれていくのが楽しみね。」
多少ご都合主義チックな設定があったり、文章の強引さはあるけど、そんなにかっちりしたのが読みたきゃベテラン作家のハードカバー本読めって話だしね。一巻よりも文全体が良くなってるし、3巻以降も期待できそうかなぁ。
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「まぁ、ぶっちゃけこの記事、冒頭以外は三巻読了後に書いているから3巻についても知ってるのだけどね。」
もともと放置癖があるのに、今は先にエディタで書いてから上げてるからねー。数行書いて放置の多いこと。特に感想。更新頻度も下がってるしー。
「なんだかんだで一回当たりの文章が長くなっている所為だと思いたいわね。あと、日記ならともかく感想だと慣れの不足を感じるし。」
ところでさ、デットエンドラプソディの時も思ったけど、悠の妹キャラ萌え的にはさ妹キャラが成長していく展開ってアリなの?どうしても成長して視野が広くなると、ブラコン成分が下がっちゃいそうな感はあるんじゃない?
「確かに、最近は兄が親代わりな設定で、話の方向として妹の成長を描く親視点な話は多いわね。私は自立したツンデレ妹の方が好きだし、こうゆう展開はラブコメって言うか、私の好きなギャルゲー的な展開には向かないと思うけれど、『妹がゾンビなんですけど!』に限って言えば、(姫ノ花ちゃんマジかわいいけど)妹萌え関係なく姫ノ花の成長の話が純粋に楽しみだから、別にいいと思うわ。」
妹モノだからじゃなくって、もうこの話自体が気に入ってんのだね。
「もちろん姫ノ花ちゃんは妹可愛いけどね!最♡高!」
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