んー、そうだ、フルメタの最終巻を読み終わったよ。
「富士見ファンタジアから出ているロボット系ボーイミーツガール物のフルメタル・パニックのこと?確か、最終巻が出たのはずいぶんと前のことよね。」
説明的な反応をありがとう。いやはや、完全なまでに素晴らしいまでのハッピーエンドだね。
「ご都合主義の間違いじゃないの?」
いや、ご都合主義じゃない、完全なハッピーエンドだよ。納得のいく手段で納得のいく最上の幸せな結末さ。や、まぁ、約一名理不尽な予感がするけど、まぁいいさ。
「その約一名は相当に理不尽すぎると思うわ…というより、兵器設定を先に読んでしまったけれど、まさかそれが…」
うぉい!そいつはネラバレだよ!?(最終巻を読む際は兵器設定は後で読むようお気を付けください。)
「別にここを見てネタバレになることなんてないでしょうに。まあいいわ。」
ともかく、この巻で私の中のクルーゾーさんの株が急上昇なんですよ。
「急上昇…どちらかというと、順当な結果じゃないの?」
ああ、戦闘でなく。いや、戦闘でも、マオとの対比っていうか、一人で何とかできる一流っぷりがカッコよかったけどそうでなく。あのカートゥーンスキーっぷりが萌えた。
「萌えの話なの!?」
いやー、Wでのボン太君イベントでも相当にそうじゃないかと思ったけど…いいねえ、あのどちらかというとゴツい感じでカートゥーン好きな感じが、大っぴらでなく『にじみ出て』る感じはいいねぇ!!いわゆるギャップ萌えだよ!
「ええと…キャラ読みするなら、なんだかんだで『相棒』で、結局最後まで話のキーだったアルについてとか、カリーニンのあの『弱さ』…いえ、『やさしさ』とか、それこそ主人公の…一巻からは信じられないあの心の動きとか、いろいろと見るべきところがあるでしょうが。」
うん、200p前後のアルと宗介のあの会話は…あの宗介が、っていう感慨があるよね。いや、見事に主人公だったし、成長譚だったし、ボーイミーツガールだったよ。なにより、終わらせ方が王道だね、王道大好き。
「白身魚に幻想を持ち過ぎよ。」
ああ、持ってるさ。持ってるね。もって悪いか。いいじゃないか。本能的でなく、理性的感情的に発露される最大級の行動だよ。ああ、『面白かった。』
ところで、ふと思ったことなんだけど。直観だから、恐らく間違ってるんだけど。上京してから本を読んでなかった理由が分かった気がした。
「面倒だから、他にいくらでも娯楽があるからでないのかしら。」
まあ、きっとそうなんだろうけど…それ以前に、保たないんだよね。
「集中力が?」
いや。本が。本を読む時間が。主に、通学時間に暇つぶしをするんだけど…今日は、っていうかここ数回は、いつもは携帯ゲーム機を使っている時間を代わりに読書に充ててたんだけど、一日で1~2冊読み切っちゃうんだよね。つまり、本のストックが保たない。仮に文庫本ばかり購入したとして、毎日500円以上かかるなんてかけられないよ。
「いや…えっと、図書館か何かを利用しなさいよ。」
借りたい本を何でも借りれるわけでないしねぇ…あくまで暇つぶしなんだから、興味がある本しか読まないさ。そういうわけでも、ストックが足りない、故に読もうとしてなかった、んだって気がした。
「いくらなんでも暴論ね。」
うん、きっと間違ってるけど、そんな気がしただけ。
…っていうか、以前の私はいつ、どうやって本を読んでいたのだろう。そんなに沢山の、潤沢なストックなんてあったっけ。
「継続的でなくて断続的だったんじゃないの?月に数回単位で本を読んでいる期間があった、とかね。昔っからあんたは飽き性なんだから。」
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