絵が描ける人って、すごいと思う。
「なによ唐突に。」
先日サークルで先輩とかと話してたんだけど……あぁ、どこかで書いたかもしれないけれど、私は漫画研究会に所属してんのね。だから数名(私含む)を除いて皆絵をバリバリ描けるんだわさ。
「そもそもなんであなたは描けない……っていうか、描かないのよ。努力が足りてないのでなくて、もとい努力してないだけでしょう。」
いや、私には学業と両立できるだけの熱意と技術が……いや、私だって細々とは……って、弁明は別に機会にするから、今は置いといて話を進めよう!
「アナタが『後でやる』っていって本当にあとでやった試があったかしら。」
前向きに検討いたします。ともかく。
なんていうか、話していて思考の構造が違うなーって驚嘆?諦観?したんだよ。
「思考の構造・・・・・・右脳的とか、左脳的とかかしら。」
いや、うち理科系の大学だから、基本的に左脳な人が多いと思うけど……あぁ、そういわれるとあの二人は別格かもしんないけど、私が思ったのは、私とは違う世界の見え方をしてるんじゃないか、ってことなんだ。
「アンタ、わざとわかりにくく言ってんでしょう。」
いいえ、厨二病なだけです。そして見え方が違うと思った、というのは本当です。視覚から入ってくる情報が違う、って言ったらいいのかな?鑑識眼があるっていうの?私が『大体一緒』と思ってるものに対して、『全然違うじゃないか!』って声高々に主張できる情報量を得ている、って言ったら伝わるのかなぁ。
「違いの分かる人間、ということかしら。」
そーそー。凄カッコイイよねー。
「……それって、単純にアウトプットができるからインプットの違いが分かるだけじゃないかしら。」
悠、私は英語ができないんだ。
「自分で描き分けられるものは見れば分かるでしょう、といったのよ。」
んー。。。そうだとしても、そもそも見てわかんないのにどうやって描き分けるのさ。
「きっと相補的なものなのでしょう。アナタが分かりやすいようにゲームで例えると、レベルが上がると先に進めて、先に進むとレベルが上がるのよ。」
うむむ、わかったようなわかんないような……でも、だとしたらそこに到達するまでの(私からしたら気が遠くなる)手順を踏んでるんだよね。やっぱ、凄いや!
「(凄いと思うんだったら、自分も同様にやればいいだけじゃない……)」
「で、結局何を聞いてて凄いと思ったのかしら?」
何を、っていうか……絵の描き方とか、そういうことについてたぶん話していたんだろうけど、私には見えていないことを話していて尚且つ二人は意思疎通できてるから、なんかあるだろうなにかは私には見えないので文脈から想像するしかなくて凄いなーって。
「だから、わかりにくいって言ってるでしょう。」
よくわかんなかったからすげー。
「……散々引っ張っておいて、アンタ、バカ?」
うちせいせきわるくないよ!
いや、だって、あの二人(とあと2,3人)は部内でも意味わかんない連中なんだもん!同期のほうなんて、入ったときは『上手過ぎる……逆立ちしても一生勝てない』って感じだったのに今は『アンタ原画師にでもなる気か!?』って感じなんだもん!入る大学とか就職の方向性とか間違えてるだろ!
「いやまぁ……その人に関しては分かるけどさ……天は二物を与えてるわよね。」
感性って後天的に獲得できるものなのかなぁ、って思いました、まる。
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