◇ ◇ ◇ ◇
という訳で！やってきました歩いて10分、二時間約330円、区の市民プールです！久しぶりの水泳だー！
「区の……市民プール……？」
それはアレだ、一般市民的な言い回しだよ。そんな私の言葉尻よりもプールを見て何か言ってくれないか。
「そうよねアナタの言い回しに関わっていたら日が暮れるものね。
パッと見の雑感として、想像よりも設備が整っているわね。（私にとっての比較対象が地方の市営プールだから、何とも言えないけれど……。）流れるプール＋完泳用プール＋ウォータースライダーが揃っているのはなかなかじゃないかしら。」
待つんだ、大事なものを見落としているよ。
ジャグジーとサウナがあることを忘れてはいけない！！
「ジャグジーって、あの円座で８人くらいしか座れなさそうなアレのこと？」
そのジャグジーだ。いやはや、お風呂に来ているのかプールに来ているのか判らなくなるね。ジャグジー⇒サウナ⇒水風呂（プール）だなんて、最高の組み合わせじゃないか！
「……泳ぎなさいよ。」
◇ ◇ ◇ ◇
泳いだよー。
「泳げたの？」
『久しぶりの水泳』っつっただろう。昔一応水泳は習ってたんだよ。
「あら、それじゃあさぞかし泳ぎに泳げたのでしょうね。」
『久しぶりの水泳』っつっただろう。中学以来、一人お風呂平泳ぎ以外に泳いだことなんてなかったんだ。泳ぎ方を思い出すのに２時間使ったようなもんだよ。
「……アナタ、一人の時にお風呂で平泳ぎしているの？」
誘導尋問は辞め給えよ。以外と言ったが一人お風呂平泳ぎを実際にしたことがあるかについては黙秘させてもらう。
兎も角だ、泳ぎ出しから曲がりなりにも泳ぐこと自体はできたけれど、正しい泳ぎ方を思い出すのに時間がかかったね。
「正しい泳ぎ方も何も、『息継ぎは別に毎回しなくていい』だとか『バタ足は脱力しつつバシャバシャ』するとか、そういった基本以前のことよね。それができてないと『クロールで泳げる』って言い張ってはいけないレベルのことよね。」
つ、次こそは私の華麗なるクロールをみせつけてやるのさ！
◇ ◇ ◇ ◇
「２時間って長いようで短いわね。」
そもそも２時間泳ぎ続ける体力もないしね。１往復＊４⇒休憩を４セットくらいしたんだっけか。１ｋｍも泳いでないのにへとへとだよ。
「ドーバー海峡横断部って、凄い人たちだったのね……。」
悠、ネタが古過ぎるよ。（ウリナリの企画のドーバー海峡横断部、確か入部資格が１ｋｍ完泳すること。）
「っていうか、昔水泳習ってて最近はランニングしてるって言い張ってる割に、アナタ全然泳げてないわよね。」
私さ、当時虚弱体質な上に運動音痴でね……。２年間水泳に通ったのに、クロールしか教えてもらえなかったんだ……。そして当時は５０ｍで体力が尽きていたんだ……。だから、今回の結果は、なんと確実に進歩していることを表しているんだよ……。
「そ、そうだったの……。一往復半で体力が尽きていたように見えたけれど、あれは進歩した結果だったのね……。」
◇ ◇ ◇ ◇
「２時間330円って、コストパフォーマンスとしてはどうなの？」
安いと思うよ？だって、ランニングは折り返し地点がゲーセンだから、ＤＤＲ２クレジット＋2Ｌ飲料代で同じくらい使うし。帰りにアイスを買う欲望さえ押さえられれば、入場料金しかかからないのはとてもリーズナブルだと思います。初期投資も、まぁ、６千円かからなかったし。
「あとは三日坊主にならなければ、完璧かしら？」
それは大丈夫だよ。本来一回４００円のところを、３回の回数券が千円だったから。少なくともあと２回は行くはずさ。
「あと２回って……合計三回、完全に３日坊主のフラグじゃない、それ。」
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